二十歳の原点

2011年7月28日 日常
高校を卒業する際に 担任にもらった文庫本。

『自らの実像に迫れ』のメッセージ付だった。

クラスひとりひとりに違う文庫を、
それぞれへのメッセージ付きで渡した。

ちょっと粋な卒業プレゼントだよね。



先日部屋の模様替えをしていて、ふと手にした。

彷徨えるいまにピッタリの本なのかも。

もらった当時は なんだか理解できなくて
途中で読むのをやめてしまっていた。

未熟者には よ~わからんかった^^;

自ら命を絶った人の本を
ハナムケにくれた担任の意図が、想いもいまいちわからなかった。

ハタチになったときに読もうと・・・結局そのままだったはず。



大人になって、すこし前にも一度手にしたけど
結局最後までは読んでない。

おばちゃんになったいまなら、すこしは読解できるかな。

いや、逆にわからなかったりして・・・。




担任は国語教師で。

高2、高3と担任で、高校3年間部活の顧問でもあった。

お世話になっていた頃は いまのわたしよりも年若になるのかな。
聡明で、風格というか、威厳のある先生だった。


高3の年 創立記念のイベント、高校総体などが重なって
夏休みを機会には引退せずに部活を続けた。

最後の大仕事は メインの特集記事で。

卒業生達にアンケートを協力してもらい、
卒業後の進路、女性としての生き方などについて書いたはず。

原稿をチェックしてもらう際には 
毎回何を言われるかドキドキしたものだった。

その高3の夏休みは 
人生で最初で最後の多忙な夏休みだったので忘れられない。

体調も最悪だったけど、バイタリティはあったかも。

いまとは違うね^^;
ハタチの前に、あの夏の気持ちを思い出せねば?(笑)



国語は得意とは書けないけど、好きだった。

理数系のコースにいたのは、理数が得意だからではなく
英語が不得手だったから(爆)

冬を前にして、
クラスメイト達がこれから受験本番という頃
ひとあし早く進路が決まって。

それもこの担任の導きで、だ。

いまにして思えば、出来の悪い子を
先に片付けてしまおうという感じだったのかな(笑)

四年生ではなく、
短大への進路を勧めたので『二十歳の原点』か。



『自らの実像・・・』

なんだかいまの自分は薄っぺらくて、昔の自分には見せたくないかも。

見ためはでかいんだけど、ね^^;

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